読書マラソン六冊目〜新しい文章力の教室〜
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文章を書くのが苦手なのにブログを始めてしまった、えいこです。 文章って書く前に7割決まっているそうなのです。   今回は新しい文章力の教室〜苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング〜をご紹介します。   文章を書くノウハウがぎっちり、わかりやすく書かれているブロガーさん必読の一冊です。   文章の書き方をマスターするとブログ以外にもビジネスシーンで役に立つことが多いみたいですよ。   書かれているトピックの中から実践できそうなものをいくつかご紹介します。

「新しい文章力の教室」について

新しい文章力の教室〜苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング〜

唐木元 著 インプレス (206ページ)

唐木元さんについて

コミックナタリー初代編集長(2019年現在) 1974年生まれ。株式会社ナターシャ取締役。大学在学中よりライターとして働き始める。 卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事した。 2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬社、KI & Company(ジーノ編集部)と3つん出版社に勤務。 2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げた。

「新しい文章力の教室」を読むきっかけ

ブロガーの必読書?!

人気ブロガーさんがみんなに読んで欲しい本としてオススメしていました。
えいこ
きっと、ブログスキルに活かせるに違いない!
ということで、早速購入しました。

伝えたいのに書けない

あと先考えずにブログを始めてしまったので、文章が書けない!
えいこ
読んだ本の良さを伝えたいのに、どう書いたら良いかわからない... 自分が思っていることを伝えられない
というのが悩みでした。 他のブロガーさんの真似をしてみても、自分の言葉ではないのでなんとなくしっくりくるものが書けません。 文章を書くのに苦手意識を持つようになってしまいました。

そもそも文章ってどうやって書くの?

文章は書く前に7割決まっている

えいこ
文章をどう書けば良いかわからないのですが、どう書いたら良いですか?
唐木さん
書く前に7割決まっていますよ!
えいこ
え?!
今まで思いつくままに書いていれば良いと、なんとなく文章を書いていました。
唐木さん
あ文章を書くときに重要なのは書きたい文章の目標を設定することです。
この本での目標は最初から最後まで読んでもらえる「完読される文章」を目標に書かれています。 では、書く前にどんな準備をしておけば良いのでしょう?

1. 材料集めをする

唐木さん
書き出す前に、材料集めをしましょう。
どんな文章を書くのにもまず材料が必要です。 料理でもレシピがあっても材料がなければ作れないのと同じです。
唐木さん
あ次に、集めた材料を整理します!
整理する基準は、5W1Hです。集めてきた材料が Who (だれが)、What(なにを)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)、How(どうやって) を満たしているか確認します。紙などに書き出すことで、どの情報が足りないか見えてきます。

2. 材料を並べる、構造シートを作る

唐木さん
あ材料が揃ったら、構造シートを手書きで作成しましょう!
A4くらいの紙に揃えた材料を書き出します。 眺めて順番を入れ替えたり、文章の核となる主題を決めたり、文量を決めたりします。 構造が決まったら新しい紙を出してきて清書します。

3. 構造シートを元に文章を書く

構造シートまで完成していればあとは肉付けして文章を書くだけ! これが、書く前に7割決まっているの正体でした。 構造シートを元に、文章が自然に流れるように自分の言葉を足していけば完成です。 ただ言葉をつなげていくだけではまだまだ荒削りなので、しっかり推敲する手順を踏みます。 推敲の仕方に関して「新しい文章力の教室」では、本の2/3の分量を費やしています。

手書きで作るのはめんどくさい

構造シートを作るのは頭の整理になって良さそうです。
えいこ
手書きで書くのってめんどくさいし... パソコンの上で書いても良いですか??
唐木さん
必ず手書きで構造シートを作りましょう! パソコンでだらだら書いていると、文章を書くスタイルを変えられません! 最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてください。
本を読んでいる時は、こんなことやっていられないと思いました。 しかし、紙に書き出してみると意外と頭が整理されます。 「こんなこと書きたい!」というイメージがあれば、ぜひ紙に一旦書いてみると良いかもしれません。

レビュー記事ってどう書くの?

目的のない文章は説得力がない

今までなんとなく感じたこと、思ったことをあまり考えずに文章にしていました。 私の場合は書評なのか?概要なのか?感想なのか?わからない記事を量産していました。
唐木さん
目的がわからない文章は読者が疲れてしまい、 完読されにくいです。
レビュー記事は思ったことを書くだけなのでは? と思っていたのですが、どうやらそうではなさそうです。

レビューは自分へのインタビュー

唐木さん
レビューは自分へのインタビューだと思ってください。
主観を大事に「なぜそう思ったのか」を繰り返してみて!
例えば本を読んでみて
  • どう感じたのか?
  • 何が面白かったのか?
  • なぜ、面白かったのか?
という質問を自分自身にしてみます。感じることは人それぞれなのでそこで個性が出ます。 余談ですが... 最近、娘がなんでなんで期に入ってきて「なんで?」「なんで?」とよく聞かれます。 つきあって質問に答え続けると自ずと事実がみえてきたりするんですね!
  • 「なんで雨が上がったの?」→「雨を降らせる雲がいなくなったからだよ
  • 「なんで(雲がいなくなったの)?」→「雲は動いてるからだよ
  • 「なんで(雲は動くの)?」→「地球が回ってるからだよ
  • 「なんで(地球は回ってるの)?」→「...」
こんななんでなんで問答」を自分自身にしてみるのがレビュー記事を書くポイントだそうです。

事実で説得力のある文章に

「なんでなんで問答」を繰り返していると、自分が感じたことを裏付ける事実にぶつかります。
唐木さん
持った感想を事実で補強することで、説得力のある文章になります。
◯◯と感じたのは、××だったからだ」を最終目標に文章を構成するようにしましょう。

新しい観点で本を読めるようになった

自分がもった感想を文章にするために、より注意深く本を読むようになりました。
えいこ
あ、このことをブログのテーマにしようかな!
えいこ
なんでこう思ったんだろう?もう一度見直してみようかな!
繰り返し読み返すことが多くなって読んだ本の理解が深まる感じがします。

伝わる文章を書く力は武器になる

福沢諭吉は「学問のすゝめ」でこう言っています。
福沢諭吉
自分の考えを人に伝えるための言葉を勉強せよ
人に自分の考えを伝えることは、ブログだけではなく仕事にも役立つのではないでしょうか。 実際にナタリーでも、
唐木さん
新人の文章が上手くなるのと並行して、その仕事ぶりがメキメキ伸びていくのです!
文章を書くのが上手くなると仕事もできるようになっていくそうです。 文章の構成を考えるのと、仕事の仕方を考えるのと同じではないかと思います。 また、仕事ではメールやプレゼンなど人に『伝える』ことがとても多いですよね。 そんな時にこの文章を書く力は大いに役立つのではないかと思います。 まさに「ペンは剣よりも強し」ですね。
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