育休取得を考えている方へ。
男性の育休取得が話題になっていますね。育休を取るなら有意義に過ごしませんか?
- 育休中何したら良いの?
- どれくらいの期間取ったら良いの?
- なにから始めたら良いの?
というお悩みをお持ちの方は必見!
夫に育休を取ってもらった妻である私が、実際に「夫に育休をとってもらってどうだったか」実体験に基づく本音をご紹介します。
我が夫は2019年の3月から6月にかけて夫が3ヶ月半育休を取りました。
第一子の時は、里帰り出産だったこともあり出産直後、新生児、乳幼児の成長をほとんど見てこなかった夫。
それを反省したのか、第二子の時に「里帰りしない!」と宣言したらすぐに「僕が育休を取る!」と言って、育休を取ってくれました。
実際に夫に3ヶ月半育休を取ってどうだったか?結論から言うと、
育休を取得してもらってよかった!
「あーはいはい、よかったんでしょ?」と思った、男性のみなさん?
何か勘違いしているかもしれません。
奥さんに「よかった!」と言ってもらうためには、それなりの覚悟と準備が必要なので紹介しますね。
※あくまでも我が家の場合なので、それぞれの家庭環境に合わせて参考にしていただければと思います。
男性の育休取得義務化に関して議論が沸き起こりつつありますね。
...議論が沸き起こること自体は良いことだと思います。
なぜ、夫に育休を取ってもらって「よかった」と思っているのに反対なのかはこの記事の後半に書いておくので興味がある方は読んでみてください。
もくじ
育休取得時の我が家の状況
次女の出産を期に、育休を取得してもらいました。
育休取得のきっかけなどはこちらの記事をご覧ください。
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育休取得時期と期間
夫の会社はかなり恵まれている方で、出産後1週間くらいは有給で出産休暇が取れました。
実際に「育児休暇」として申請したのは、3月中旬〜6月いっぱいまでの3ヶ月半。
当初の予定は半年だったのですが、夫の判断で3ヶ月と短くなりました。
理由としては
- 給与取得が得られない期間を長くしたくない
- そんなに長く仕事に穴を開けられない
というものでした。
時期を明記したのは、この時期独特の問題があるからです。
あとで記載しますね。
長女は保育園に預けられた
夫婦で育休を取得する場合は、(特に公立認可保育園では)預けられなくなってしまうケースがあるそうです。
我が家は幸いなことに、夫婦で育休を取得していても保育園に預け続けることができました。
保育園に預けられるか・預けられないかでかなり大変さが変わってきます。
- 3月中旬から6月までの3ヶ月半取得
- 夫婦同時に育休を取得している
- 長女を保育園に預けられた
妻がイライラしないかは育休取得前に決まっている
育休取得を考えている男性が、身につけておくべき唯一のスキルは、家事です。
「育児休業」なんだから、育児書を買って勉強しよう!!と意気込んでいる旦那さんも多いことでしょう。
それも、それで大事なのでしっかり勉強しておくのはオススメです。
が、実際に育児休暇をとってもらった妻から言わせていただくと、「家事」は最低限一通りできるようになっておくとママのイライラは激減すること間違いなし!
「育児休業」をただの「休暇」にしないために”家事”はできるようにしておきましょう。
育休前に最低限の家事はできるようにしておきましょう
出産を終えて退院したママは、退院したとはいえ身体はまだ回復しておらず、睡眠不足です。
そんなママを助けてあげる一つの手段として、家事全般はパパがやると言うのが挙げられます。
家事は想像以上に身体を使います。
赤ちゃんと一緒に過ごしながら夫の面倒までみなければならないなんて本末転倒!
ママが赤ちゃんときちんと向き合える環境を作ってあげましょう。
「育児休業」だからと言って、必ずしも「育児」をする必要はありません。
まず優先するべきは、ママの身体の回復です!
ママの身の回りの手助けをしてあげましょう!
料理、洗濯、掃除くらいはきちんとできるようにしておくと良いです。
今まで奥さんに任せっきりだった場合は、奥さんのやり方を事前に聞いておくことをオススメします。
(出産後は気が立っていたりして小さいことでも小言を言われたりしてしまうので気をつけましょう)
また、食料の買い出しなどももちろんパパの役割です。
いつもどこで買い物しているか、どんなものを買っているのかを把握しておくようにしましょう。
我が家の場合、
夫は掃除・洗濯はある程度できたのですが、料理はそこそこ...
たまたま私の身体の回復が早かったので産後3週間ぐらいから料理を作っていました。
美味しいものが食べたかったので...
もし、夫が美味しい料理を作れていたら全部任せて休んでいたというのが本音。
できる限りママを休ませたいなら、そこそこの家事スキルを身につけましょう。
保育園の送り迎え
産後1ヶ月はあまり外出ができません。
ママの身体が回復するまでは、保育園の送り迎えを必ずしましょう。
我が家の場合は、育休に入る前にも夫に保育園のお迎えをお願いしてたこともあり保育園の先生方に顔を覚えてもらっていました。
見知らぬ人が突然お迎えにきたら先生方も驚いてしまうので、保育園の先生に顔を知ってもらうためにも、育休前に保育園に顔を出しておきましょう。
夫が育休を取っていない場合は、送り迎えをしているママもいます...が、
せっかく育休を取っているのならば、子どもの保育園の送り迎えぐらいはしてあげましょう。
- 料理・洗濯・掃除などの家事全般
- 奥さんが家事をする上で工夫していることを(さりげなく)聞く
- 保育園の送り迎え(荷物の準備の仕方など)
このスキルを身につけていたら、ママがイライラすることは少ないでしょう。
育休中は身につけたスキルを実践あるのみ
育休取得前に、”家事”スキルをきちんと身につけたパパさんには馬の耳に念仏かもしれません。
ママが無事赤ちゃんを出産し終えたら、パパの出番です。
身につけたスキルを思う存分、発揮してください。
スマホでゲームをする時間はないですよ?待っていたってご飯は出てきません!
全てパパがママの分も含めて準備します。
これができないとママのイライラは溜まってきて、「育休取ってくれてよかった」なんて言ってくれませんよ!
夫が育休を取るメリット1:妻の回復が早い
パパが家事をやってくれるとママはその間十分に休む時間を確保できます。
「マタニティー・ブルース」や「産後うつ」になるリスクを軽減につながります。
女性は産後にしっかり休めないと、更年期に影響が出ると言われています。
ママが更年期で困らないためにも、育休中は家事を頑張りましょう。
我が家の場合は、第二子だったこともあり比較的回復は早い方でした。
それでも、本調子で長女と遊べるようになるまで2ヶ月はかかりました。
(ちなみに長女のときは3ヶ月ちょっとかかっています)
夫が育休を取っていて、第二子であっても2ヶ月なので世の中のママたちはかなり辛い思いをされていると思います。
夫が育休を取るメリット2:家族の時間をゆっくり取れる
運良く長女を保育園に預けられたからというのもあるが、夫婦でゆっくり過ごす時間が取れました。
普段話すことの少ない、将来のこと、子育てのこと、家庭の方針の話にじっくり時間を使えたのは有意義でした。
仕事に追われていると、家族の時間がなかなか取れないので長期間しっかり向き合えるこの期間はなかなか貴重です。
話をする時間が取れたからこそ、夫の子どもたち、家族への思いが変化してきました。
今までは、
週1回か2回くらいお迎えして欲しいんだけど...
週2回かー
うーん...
仕事を早く終わらせて、保育園のお迎えに行く回数を増やすよ
と能動的に家族との時間について考えてくれるようになっています。
とは言っても、保育園に預けられない場合もありますよね。
もし長女を保育園に預けられていなかったとしたら、夫には長女と遊んでもらっていたと思います。
出産直後は外出もできないので、遊び盛りの子どもと遊べません。
日中は家事はそこそこに、長女と遊んでもらっていたかもしれません。
それはそれで子どもと接する時間が増えて、父親としての自覚を一層強くする機会になるのではないかと思います。
- ママの体力回復が早くなる
- パパが家のことを考えるようになる(家事の大変さを経験できる)
- 家族のことを考える時間が増える
夫が育休を取得するデメリット1:金銭的にきつい
育休を取得したとしても、育休手当が出るから良いじゃん!なんで金銭的にきついの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん育休手当は給与の2/3出ます。
が、支給されるのは育休申請してから3ヶ月後。
その間(現金)収入は0円です。
最近の口癖は、
でした。
私の出産手当が出るのが、産休終了後1ヶ月半後(出産から3ヶ月後)でした。
夫の育休手当が支給されるのも同時期。
しかもその間に、5月に支払わなけらばならない固定資産税・自動車税の支払いと6月に住民税の支払いがあり、ダブルパンチをくらいました。
一応3ヶ月分の食費にかかるお金などは現金で持っていたのですが...
5月6月をまたぐ場合は、税金を支払うことも考慮に入れて現金を準備しておきましょう。
制度が改善されれば良いのですが...
夫が育休を取得するデメリット2:妻の一人の時間が取れない
これはかなり個人的な意見なので参考にならないかもしれません。
生後0〜4ヶ月くらいまでの赤ちゃんってよく寝るんです。
寝てる時間は、自分のことをじっくりやる時間に充てられるのですが...
夫が家にいて、暇そうにしていると何かしなきゃと思ってゆっくりできませんでした。
自分で自由に使える時間が持てたら良いかなと思います。
- とにかく金銭的にきつい!
- (体力が回復してくると)ママが1人の時間を取れない
育休はどれくらいの期間取ったら良いの?
それぞれに家庭環境が異なるので一概には言えません。
が、生後から最低1ヶ月(奥さんが外出可能になるまで)は取得した方が良いです。
ママがボロボロの身体で育児と家事をこなすのはかなり大変なので、パパが一日中サポートできる状態が望ましいです。
また、金銭面でも1ヶ月程度であれば打撃は少ないかと思います。
デメリットである金銭面の問題も短期間であればそんなに大きなデメリットになりません
新生児期の貴重な時間を、赤ちゃんと一緒に過ごすことで「父親」としての自覚も芽生えてくることでしょう。
男性の育休義務化に反対の理由
育休義務化の話に戻りましょう。
冒頭に私は反対だと書きました。
その理由は、ここまで意識高く育休を過ごせる父親は少ないのではないかと思うからです。
ただ休むだけで奥さんに迷惑をかけるくらいなら夫は育休を取らずに働いて金銭的に支えて欲しいと思います。
「育児休業」と言うよりは、ママを支えるための休業にして欲しいと切に願います。
どうせ取るならば、有意義に過ごしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。