早起きは三文の徳ということわざがありますね。
早起きするといいことがあるよーという意味なのですが、本当にそうなのでしょうか?
巷では「朝活」をしている人が増えてきているそうです。
朝活とは「朝、仕事に行く前や学校に行く前などの時間を使って、普段できない趣味や勉強、運動などの活動をすること」です。
わたしも「朝活」をしている一人です。
きっかけは、次女の授乳の時間が明け方4時ごろで、そのあと起きて本でも読んだらどうだろう?と思ってやって見たら意外とできたことでした。
日中の時間は家族の時間としてなかなか自分の時間が取れません。
朝の誰もいない時間が充実して過ごせたので、早起きを習慣にしてみようと思ってから1ヶ月くらい続いています。
さて、この本のタイトル「スゴい早起き」を見て、
どうスゴいの?!
無敵になれるって何?!
と疑問が湧き出てきたので、思わず購入カートに入れていました。
どんな風に”スゴい”のかご紹介したいと思います。
もくじ
「スゴい早起き」ってどんな本?
スゴい早起き
塚本亮 著 すばる舎 (191ページ)
塚本亮さんってどんな人?
高校時代、偏差値30台で崖っぷち、退学寸前の問題児
高校3年生の春から「早朝勉強」を開始し、メキメキ成績を伸ばして同志社大学経済学部に現役合格!
大学在学中に海外留学を決意し、「早朝勉強」でケンブリッジ大学大学院に合格する
ケンブリッジ大学では、想像を絶する課題量にもめげず「早朝勉強」で乗り越える
帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立
学生から社会人までのべ200人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学・大学院に合格させている
主な著書に『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』、『「すぐやる人」の読書術』(ともに明日香出版社)などがある
「スゴい早起き」にはどんなことが書いてあるの?
「スゴい早起き」の目次がこちらです。
- 偏差値30から人生が一変した!
早起きの”劇的効果”とは? - パチッと目が覚め、起きたくなる!
早起きできる「心理法則」&「7つのメソッド」 - ”軽々”と起きられる!
今日からできる6つの「早起きトリガー」 - 脳の働きを最大化する
ダントツに集中できる!「朝時間の活用法」 - 生活が整い、コンディションも万全!
パフォーマンスが高まる生活習慣
なぜ塚本さんが「早起き」を勧めるのか、ケンブリッジに留学した本人の体験談と教え子たちの体験談を交えて紹介されています。
私はすでに早起きが「習慣化」しつつあるので、今回は第4章の「朝時間の活用法」を重点的に読みました。
「朝時間の活用法」を参考になった3つのポイントに絞ってご紹介します。
1. 「朝時間」は「思考する時間」に
塚本さん曰く、最も効率よく脳が働く時間は起きてから2~3時間。
この時間を活用すれば”無敵”になれるとのこと。
『WHAT THE MOST SUCCESSFUL PEOPLE DO BEFORE BREAKFAST(成功者たちは朝食をとる前に何をしているのか)』の著者は「早朝は”意思の力の供給”が一番高まる時間」だという研究結果を示しています。
つまり、早朝だと多少難しい問題にぶつかっても諦めずに取り組めるということです。
小難しい本を読んだり、自分の頭の中にあるものをアウトプットする(ブログを書くなど)をする時間に充てるのが良いそう。
朝の時間は思考することを、その他の時間は作業することに充てるとよいそうです。
私が早朝にやっていた、本を読んだりブログを書いたりなどはそこそこ間違っていなかったという確認ができました。
ただ、だらだらと時間を過ごしていてこれでよいのかな?という疑問が...
2. 「朝時間」の時間割を作っておこう
今日は何にどれくらいの時間割くなんてことは全く考えていませんでした。
ただ、ただ時間を過ごしていたのですが...
「スゴい早起き」では、タイムリミットを作って朝時間の行動を決めておくことをすすめています。
今日やることを明確にして、計画を立てて時間を短く区切る方が「長時間集中できる」そうです。
例えば、いっきに500ページの本を読むのは気分が折れますが1章まで、2章までと読んでいると読み切れてしまいますよね。
何時までに〇〇をやると決めるとメリハリがついて、「朝時間」を最大限有効活用できます。
また朝のルーティーンを取り入れることで脳も体も自動的にスイッチが入るそうです。
ルーティーンといえば野球のイチロー選手やラグビーの五郎丸選手が有名ですよね。
一流の選手たちは「いつもと同じ」という脳と体のスイッチを入れることで、試合中であれだけのパフォーマンスを魅せられるのです。
一流選手並みとは言わないまでも、朝スイッチを入れることで脳と体が活性化されて朝の時間を有効に活用できるならばやらない手はありません。
「スゴい早起き」を読んでから私も、
日記をつける→30分読書をする→家庭菜園の手入れをする→SNSで早起き報告をする
というルーティーンを取り入れて実行しています。
ルーティーン後の集中力が前と段違いで、「朝時間」が活用できている!と実感しています。
3. やる気の出ないときはSNSを活用しよう
基本的には集中するときは、触るもの以外はテーブルに置かないというのが基本です。
もちろんスマホなどは近くに置かない方が集中できます。
でも、毎日毎日同じモチベーションで早起きできるわけではないですよね。
時には疲れて「今日は早起きしたくないなー」、早起きしても「何もやる気が起きない」っということはあると思います。
そんな時は、SNSを活用しましょう。
インスタグラムやTwitterなどはハッシュタグ機能がありますよね。
「#早起き」で検索すると、早起きを頑張っている人たちの投稿が見られます。
私の場合は、早起きしたときはTwitterで「#早起きチャレンジ」のハッシュタグをつけて朝の時間何をするかをつぶやいています。
自分と同じように頑張っている人たちが「いいね」や「コメント」をくれます。
そうすると、応援している人たちがいる→自分も頑張ろう!と思えてくるものなのです。
これを「代理強化」といって、カナダ人の心理学者バンデューラさんが見つけ出した概念です。
代理強化(vicarious reinforcement)とは、他の人がある行為の結果として報酬を得たのを見ることで「自分もそうしよう」と思うこと。
心理学的にも確立されている概念なんですね。
SNSの活用 オススメポイント
- 同じように頑張っている人を簡単に見つけられる
リアルで「早起き」を頑張っている人を見つけるのは難しい - 「いいね」などで応援してもらえる
- 自分も「いいね」や「コメント」で同じように頑張っている人を応援できる
「スゴい早起き」をして毎日を充実させよう
「朝活」を始めて1ヶ月くらいですが、少しずつですが自分の成長を実感しています。
朝、自分の時間をたっぷり持つことができるので、子どもたちとの時間を心に余裕をもって確保することができます。
あなたも、朝の時間を活用して充実した毎日を過ごしてみませんか?
この本は塚本さんの実体験に基づいて書かれているため、説得力抜群です。
実際に朝活をしている人には少し物足りないかもしれません。
これから朝活してみようかなと思う人には、情報満載のバイブルとなることでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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読みやすさ |
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