「口コミ」の力に対抗する自分の価値判断能力を身につけよう

ネットでものを買うにしても、レストランで食事をするにしても、旅行で泊まる宿を予約するにしても必ずと言っていいほど見るのは、ネット上に書かれている評価、いわゆる口コミではないでしょうか?

ちょっとでも悪い口コミが書いてあったりすると購入するのをためらったりしてしまったり、評価が星3のレストランとかだったらなかなか友人を連れて行きにくいですよね。

現在の私たちの生活は「口コミ」に支配されているといっても過言ではありません。特に「悪い口コミ」は厄介で、良いはずのサービスから人を簡単に離れさせてしまう力があるのです。

今回は、「口コミ」って怖いなーってちょっと考えてみました。

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「口コミ」は人の判断に影響を与える

先日、友人と子連れのちょっとした食事会をするならどこ?という話題になりました。

その時に友人が、

「あそこのお店は、予約した時間にちょっと遅れただけで、お店の人の対応が悪くなったからもう行かないかなって思ってる」

「子ども連れでそんな時間に正確にいけるわけないじゃん」

と言っていました。

その話を聞いて、

今度食事会そこでしようと思ってたんだけど、雰囲気良くないのかな?

行ったことないけど、友人がもう行かないって言ってるし、私も(積極的には)行かないかな…

と思ってしまいました。

ここで、驚いたポイントは

一度も行ったことがなくて、ちょっと行こうかなって思っていたけど、行かないかなと気持ちが切り替わってしまったことです。

恐らく利用したことがあるところであれば、そういうこともあるんだ、別に気にならないけどな、と思うだけで「行かない」という判断まではしなかったと思います。

では、なぜ友人の「口コミ」を聞いただけで、「行かないかな」という判断をしてしまったのでしょう。

もちろん、友人との信頼関係というのも重要ですが、今回は情報源がなんであれ「口コミ」で人はどう判断するのかもう少し掘り下げてみようと思います。

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初めて行くところほど「口コミ」を気にする

先ほどの例で見た通り、人が口コミを気にするのは、行ったことがないところに行く時、買ったことがないところ(ネットなど)で買い物をする時などです。

私も初めて行くレストランやネットで買い物をする時は、星の数や口コミでどんな評価がされているのか事前にチェックしてどうするか決めます。

では、なぜ初めて何かをする時に口コミを気にするのか?それは、人が損をしたくない・失敗をしたくない生き物だからではないでしょうか?

例えば、初めてデートをする時に恋人を連れて行くレストランを決める時に失敗したくありませんよね?告白して初めて恋人同士になって、初デートで失敗してフラれるなんて、こんな悲しいことはありません。デートに行くレストランは、一回行ったことがあって料理のおいしさや、雰囲気、サービスが保証されていると自分で確認しているところが良いですが、なかなかそうも行きませんよね。オシャレなお店を知り尽くしていたら、「ちょっとこの人遊び人かも...」と思われてしまうかもしれません。そういう時に役立つのが、ネットの情報です。「横浜 デート おすすめ レストラン」などと検索すると、レストランの情報がたくさん出てきて、デートで行くレストラン候補を選ぶことができます。さらにレストランに対する情報や実際に行った人たちの評価やコメントが見られるシステムになっているので、悪い口コミがないかをチェックして予約するお店を決定します。

こんな時、悪い口コミが書かれているお店に積極的に行こうとは思えませんよね。人は知らない人の評判でも、「実際に行ったり見たりした人」の評価を信じて、自分の意思決定の一つの材料にしてしまうんです。だからこそ、最近のお客さんを相手にしている商売は「口コミ」に敏感になるべきだし、なりつつあるんですね。

でも、食べログなどで「悪い口コミ」を削除したりすると、情報操作だと言われてまた非難の対象になってしまいます。また、お金を払って高評価をたくさんつけてもらうことも「ステルスマーケティング」と言って非難の対象になります。小手先だけでネット上の口コミを操作するのではなく、サービスの根本をなんとかしないとダメなんだよねっていうことなんですね。「口コミ」操作もなかなか難しい...

と、つらつら「口コミ」について考えていたら、今話題の映画『アナと雪の女王2』で「口コミ」に関してニュースになっていました。こんなことが起きるのも、きっと企業などが「口コミ」にかなりの影響力があることを知っているからなのではないかと思います。

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映画『アナと雪の女王2』のステマ騒動

映画『アナと雪の女王2』ステマ騒動とは、2019年12月3日の午後、ほぼ同時刻に7人の漫画家さんが『アナ雪2』の(好意的な)感想を投稿したことで巻き起こった騒動です。

同じ日の同じ時刻に7人の漫画家さんが、同じハッシュタグを使って投稿しており、依頼を受けて作成したことや「PR」であることが明記されていなかったことからステルス・マーケティングを疑われました。翌日には7人の漫画家さんたちが似たり寄ったりの文章で謝罪をし、2019年12月5日ウォルト・ディズニー・ジャパンが「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関するお詫びを発表することになったという騒動がありました。

この一連の騒動で驚いたことは、

ウォルト・ディズニーという大会社が、『アナ雪』の続編というヒット間違いなしの映画でマイクロインフルエンサー×ソーシャルメディアを使った広告活動を行なっていたこと(しかも、ステマかもと疑われるような危ない橋を渡って)

です。

それほどまでに、ネット上の口コミがヒットへの重要な鍵になっていること、企業が危ない橋を渡ってまで「良い口コミ(高評価)」を取りに行くことが世の中のスタンダードになりつつあるんだなと実感しました。

このステマ騒動を受けて、やはり、自分で「良いものを良い」「悪いものは悪い」と判断する基準があるのが良いなと思いました。自分の価値観の尺度がしっかりしている人が、これからの時代に強くなっていくのではないかと思っています。ちきりんさんの、「ちきりんセレクト」が支持されるのもそのためではないでしょうか。

それでは、また!

 

「良いものは良い」と判断できる価値観とは?

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