妻が子ども産んで変わってしまった、どう接したら良いかわからないとお悩みの新米パパさんはいらっしゃいませんか?
男性の育休取得義務化の議論が活発になってきて、男性が育児に参加する機会が増えてきています。
自分は育児に一生懸命参加しているつもりなのに、なぜか怒られてしまうことってありますよね?
- 「手伝おうか?」
- 「おっぱい足りてないんじゃない?」「お腹空いたの?」
- 「仕事で疲れてるから」
- 「ママがいいって」
- 「俺、イクメンて言われてるから」
こんなひょんな一言でママ(奥さん)は不機嫌になってしまいます。
言っている覚えのあるパパは必見です!
ママに言ってはいけないNGワードの理由と対策について実体験をもとにご紹介します。
もくじ
NGワード1:「手伝おうか?」
新米パパだったらついつい言ってしまいがちな「手伝おうか?」の一言...
この言葉にカチーンときてしまうママは多いのです!
ではなぜママがカチーンときてしまうのでしょうか?
育児に参加しようとしているのになぜダメなの?
パパさんの目線では恐らく、”育児に参加しよう!”と思ってしてよく言ってしまうのではないでしょうか。
ママ目線では、
- 育児はやって当たり前
- 何か指示しないとあなたは動けないの?
- (特に第一子の場合は)私も初めてのことばかりなんだから聞かないでよ!
という気持ちが働いてしまいます。
パパの「育児に参加する!」というのと、ママの「育児は一緒にやるもの」という感覚の違いがイライラを生んでしまいます。
なんて言えば良いの?
感覚の違いを埋めるために、パパが気をつけるべきことは以下の2点、
- 能動的な言葉を選ぶ
- すぐにできそうなことは率先してする
一つずつ見ていきましょう。
1.能動的な言葉を選ぶ
具体的に「〇〇しようか?」と聞いてみましょう。
「手伝おうか?」はかなり受け身な言葉で、したいことがあいまいです。
ママが大変そうだったら、何が大変なのか?どう大変なのか?自分ができることはなんなのか?少し考えてみてください。
例えば、赤ちゃんが泣いていてミルクを飲ませてあげようとしているとします。
ママがやりたいことは、
- 赤ちゃんをあやす
- 赤ちゃんがいつも飲んでいる量の粉ミルクを準備する
- お湯を入れて冷ます
- 赤ちゃんに飲ませる
- 飲み終わったらげっぷをさせる
- 使った哺乳瓶を洗う
この中に、パパができることはありませんか?
実は全部パパができることなのです。そのうちのいくつかを分担するだけでもママへの負担が軽くなります。
上の例でいうと、「僕がミルク準備するから」などと言えるとよいですね。
いつも飲んでいるミルクの量がわからなければ、「ごめん、どれくらい準備すればよい?」と聞いてみましょう。
積極的にパパが関わっているというだけで、ママの気持ちが変わってくると思います。
2. すぐにできそうなことは率先してする
もちろん、ママにしかできないこともあります。
おむつ替え、抱っこ、寝かしつけなど育児の中にはパパにもできることがたくさん。
「オムツ替えの仕方教えて!これからは僕もできるようにしたい!」
「抱っこなら任せて、その間休んでてよ!」
NGワード2:「おっぱい足りてないんじゃない?」
パパからしたらおっぱいが終わっても泣いている赤ちゃんを見ると、ついつい出てしまう一言ではないでしょうか。
でも、初めての育児でママも不安がいっぱい。
1番の不安と言って良いのが、母乳が足りているかどうかなのです。
不安の琴線に触れるこの一言はやはりNG!
泣いている原因を考えよう!
おっぱいが終わった後になんで泣いているのか考えてみましょう。
- ゲップがうまくできていなくて苦しいのかも
- オムツがむれて気持ち悪いのかも
- 眠たいのに眠れないのかも
- 遊んでほしいのかも
と必ずしも、お腹が空いているから泣いているとは限らないのです。
「お腹が空いているのかも」以外の選択肢、パパが全部できることではありませんか?
なんて言えばいいの?
ポイントは2つ
- 「お腹が空いているのでは」以外の選択肢を考慮に入れる
- ママがやっていないことをやってみる
2.について少し詳しく見てみましょう
ママがやっていないことで自分にできることをやってみる
例えば、
「ちょっと、オムツ見てみるね」と意気揚々として言っても、「さっき変えたばっかりだから!」とかえって逆効果になるかもしれません。
ママがどんなことをしているか、日ごろからチェックしておくように心がけましょう。
とは言っても、新米パパにそこまで要求するのは難しいと思います。
とにかく積極的に自分ができることをしようとしている姿勢を示すことが大切です。
NGワード3:「仕事で疲れてる」
パパも朝から夜までお仕事、疲れて家に帰ってきたら「育児」しなきゃいけないし...
思わず「仕事で疲れてる」って言ってしまうのもわかります。
でも、ママの日中の様子をご存じですか?
日中赤ちゃんと一緒に家にいるからと言って休めているかと思ったら大間違いです。
ママは、夜の授乳で睡眠不足、慣れない育児で悩みも尽きず、身体は想像以上にボロボロな上に、家事もしなければならない...
仕事で言えば、残業で十分な睡眠がとれていない状態で、新人の教育係に抜擢されて、ルーティーンの仕事もこなさなければならない状態が3、4か月続くといったところでしょうか。
かなりハードモードな日々を過ごしているのです。
まずはママを労わる言葉をかけてあげよう
仕事から帰ってきたらまず、「(赤ちゃんの面倒を見てくれて)ありがとう」の一言をかけてあげましょう。
仕事が休みの時などは、出来るだけママも休ませてあげましょう。
ママを休ませてあげるためにどんなことができるでしょうか?
少しご紹介します。
パパができるママを休ませてあげる方法
ママは夜間の授乳で睡眠不足です。日中の1~2時間だけでも寝られると全然違います。
休日、1~2時間少し頑張ってみましょう!
- 洗濯・掃除・料理などの家事は最低限出来るようにしておく
- 赤ちゃんが泣いていたら、抱っこしてあやしてあげる(休んでいるママを起こさない)
- 沐浴など自分でもできそうなことはできるようにしておく
- ママを別室で寝かせてあげる
特に最低限の家事ができると、そのあとの生活も変わってきます。
NGワード4:「ママがいいって」
まだ慣れない育児の中で、泣いている赤ちゃんをあやしてみても泣き止んでくれないときに発してしまう一言ではないでしょうか。
ママも同じような経験をしているから
初めての育児にどうしたらよいかわからないのは、パパもママも一緒です。
泣いている赤ちゃんとどう向き合ったらよいかわからない、戸惑うのはママも一緒です。
おっぱいもして、オムツも変えて、抱っこして泣き止まないという経験は当然ママもしています。
安易に「ママが良いって」とママに任せるのはやめましょう。
泣き止まない原因を一緒に考えましょう
泣き止まないで困ってしまった場合は、どうして泣き止まないのかママと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら単に眠たいのかもしれません、室温が高いのかも、汗をかいていてむれて気持ち悪いのかも...
いろんな原因が考えられますよね。
わからなかったら、「ママに任せる」のではなく「一緒に考える」を実践してみてください。
NGワード5:「俺、会社でイクメンって言われてるんだ」
最近では育休を取得する男性も増えているので、会社で「イクメン」認定されている方も多いのではないでしょうか。
もてはやされて嬉しい気持ちは、会社だけにとどめておきましょう。
我が家で実際にあった出来事
長女が生まれて3か月くらい経ったある日、
おばちゃんたちに「イクメン」だねって褒められたんだ!
”俺、イクメンだからさー”
イクメンって何?
イクメンじゃなくて「父親」だからね!!
イクメンとは?
家に帰ってきて赤ちゃんを抱っこするだけ、ちょっとおむつ替えができるだけ、寝顔を見て可愛いねと言っているだけで「イクメン」なのでしょうか?
「イクメン」という意識よりは「父親になった」という自覚を持ってほしいなと思います。
「イクメン」ではなく「父親」になろう!
私が「イクメン」ではなく「父親」という意識を持ってほしいと思うのは、
子育てするのは「父親」と「母親」だから
ママは子どもを産んだら「母親」になるのに、パパは「イクメン」って少し変じゃないですか?
パパも「親になる」という責任を感じてほしいと思います。
実際に夫も「イクメン」という意識から「父親」という意識に変わってから、子どものことだけではなく家のことも積極的に取り組んでくれるようになりました。
「イクメン、イクメン」とファッション育児をするのではなく、地に足ついた「父親」になりませんか?
パパがママをしっかり支えてあげましょう
慣れない育児はお互い様。ママだけがいきなり育児のベテランになるわけではありません。
育児はパパとママが協力して行うものです。
ママは出産という大仕事のあと、
女性ホルモンが急激に低下して精神的に不安定な状態(マタニティー・ブルース)になります。
言葉選びは慎重に!
慣れない育児に頑張っているママを、パパがしっかり支えてあげましょう。