うちの子が研究員?!〜赤ちゃん研究員について〜
赤ちゃん研究員」ってご存知ですか? 赤ちゃん研究員とは、全国の赤ちゃんの発達を研究している研究機関が研究協力してくれた赤ちゃんにあげている称号なんです。 じつは我が家の長女も「赤ちゃん研究員」の称号を持っているのです。 生後5ヶ月の時に研究協力させていただきました。 理化学研究所で実際に研究協力した体験談を交えながら、「赤ちゃん研究員」についてご紹介します。
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赤ちゃん研究員とは?

 

日本には、赤ちゃんが発達していく過程(コミュニケーション能力の獲得・視力の発達・言語能力の獲得etc...)を研究している大学・施設がたくさんあります。

このような研究は、”ヒト”がどのように能力を獲得したか?”ヒト”の謎に迫る重要な研究なのです。

例えば赤ちゃんが発達していく過程を研究することで、

いつごろから「LとRの発音の区別ができるようになるのか?」を研究すると ↓ 英語を聞き分ける耳を育てるにはいつ頃までに聞かせたら良いのか?
など、知育にも役立ちます。
研究に協力してくれる赤ちゃんのことを「赤ちゃん研究員」と呼び、全国各地の大学や施設で募集をしています。
対象は研究室によって異なりますが、0ヶ月〜24ヶ月くらいが多いようです。

研究協力って何するの?

「研究協力」って言われても、怪しげな薬を飲まされたり、変な機械を繋いだり...なんだか怖そうな感じがしますよね。

具体的にどんなことをするかは、募集している研究室のHPに書いてあります。

例えば長女がお世話になった理化学研究所の言語発達チームのHPには、

理化学研究所 言語発達研究チームでは、子どもの言語習得についての調査をしており、調査にご協力くださるお子様とその保護者を募集しております。
調査では、お子様にいろいろな音を聞いてもらったり絵を見てもらいどんな音や絵に興味を示すかを観察するもの、脳の活動を測定するものなどがあります音や絵は不快なものではなく、安全なものです
これらの調査は学術的研究を目的としたもので、研究の内容や方法については、理化学研究所の倫理委員会の審査を受け承認されたものです。 当チームでは、お子様が安心して楽しく参加していただける環境を整えております。 ご登録をお待ちしております。 ※ これらの調査は、個人の能力を測定するものではありません。
国立研究開発法人 理化学研究所 脳神経科学研究センター 言語発達研究チームHPより
他の研究機関でも、基本的には音を聞いたり、絵を見たりと赤ちゃんに怖い思いをさせないで調査する手法を取っています。

何をするかHPだけでは不安であれば、問い合わせ時にどんなことをやるのか具体的に聞くこともできます。

また、途中で嫌だなと思ったらやめることもできます。

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娘が赤ちゃん研究員になるまでの流れ

研究機関に連絡を取る

申し込み・問い合わせフォームから各研究機関に連絡をします。

理化学研究所 言語発達研究チームの場合は、問い合わせフォームがしっかり作られていたので赤ちゃんの月齢や性別などを入力するだけでOKでした。

メールアドレスしか記載していないところでも、赤ちゃんの月齢と連絡先を書けば大丈夫です。

これで赤ちゃん研究員への研究協力の登録が完了しました。

あとは、月齢にあった調査が始まるまで連絡を待ちます。

調査依頼の連絡が来る

うちの場合は、登録してから1ヶ月ほどで調査協力の連絡がきました。

研究協力内容や、参加日時の提案がされます。

調査するのは基本的に平日の日中の時間、1時間程度です。

ここで参加が難しい場合は、断っても大丈夫!

予定を合わせて、研究協力する日時を決定します。

いざ!研究室に潜入

大学の構内や研究機関に入るのってなかなかできない体験ですよね。

大きな機械がずらっと並んでいたり、白衣の人がいっぱいいたり、ドラマで出てくる研究室を想像してしまいますよね。

理化学研究所 言語発達研究チームの場合は、赤ちゃん広場のような雰囲気の研究室でした。

秘書さんに名前を言って、少し待っていると優しそうな女性の研究員さんがいらっしゃいました。

一通り今回やる調査の内容を確認して、いざ実験へ。

小さい部屋の中にモニターがあって、5分くらいそのモニターを見せるというテストでした。

いろんな形のものが動いたりしているのを、赤ちゃんがどう見ているか、音声が流れてきてどういう風に反応するかを観察しているようでした。

実験はあっという間に終了。

その後、赤ちゃん研究員記念撮影と謝礼として図書カードをいただきました。

研究協力したら論文に載るの?

基本的には、匿名の実験なので成果が出たら教えてくれるとのことでした。

が、論文に赤ちゃんの名前が載るわけでは無いようです。

発達の段階を観察するので、1回だけではなく、2回、3回と協力を求められることもあります。

(私の仕事の都合で、1回しか参加できませんでしたが...)

どんなところで募集してるの?

 2019年5月現在の情報です。募集が終了していたりしますので、直接研究室に確認してみてください。

東京大学(駒場・本郷

【駒場キャンパス】
開研究室(感情・コミュニケーション能力の発達などを研究)
【本郷キャンパス】
教育学部発達脳科学研究室(睡眠時の脳の自発活動などを研究)
針生研究室(言葉を話し始める前後の赤ちゃんの発達を研究)

慶應義塾大学(三田)

赤ちゃんラボ(心と言葉の発達の研究)

中央大学(多摩)

山口研究室(赤ちゃんの視力に関する研究)

玉川大学(町田)

赤ちゃんラボ(赤ちゃんの音の好みなどの様々な研究)

理化学研究所(和光)

言語発達チーム(子どもの言語習得などの研究)

新潟大学

知覚発達研究グループ(赤ちゃんが自分の周りの世界をどのように認識しているのかなどを研究)

名古屋市立大学

中川研究室(”注意”の発達に関する研究)

京都大学

乳幼児発達研究グループ(赤ちゃんの認識の発達に関する研究)

同志社大学

赤ちゃん学研究センター(研究拠点のため研究内容は様々です)

九州大学

発達心理学講座(コミュニケーションの発達などの研究)

長崎大学

医学部 第二生理学教室(コミュニケーション能力の発達)

メリットとデメリット

メリット

  • なかなか入れない大学や研究施設の構内に入れる
  • 日本の科学の発展に貢献できる
  • 記念写真を撮ってくれたり、賞状をくれるところもある
  • 謝礼として図書カードなどがもらえる(ところもある)

デメリット

  • 交通費は自分で負担しなければならない
  • 調査は平日に行われる(休みを取っていないと参加できない)
  • 継続的な調査になったりするので複数回行かなければならないこともある

実際に参加してみて

赤ちゃん研究員の存在は、大学の頃から知っていたのですが初めていく時はドキドキでした。

研究機関に赤ちゃんを連れていくなんて、なかなか想像できないことですよね。

理化学研究所に恐る恐るメールしてみたのですが、とても優しく対応していただけました。

研究室の雰囲気も可愛らしくて(授乳スペース、遊びスペースもありました!)、”怖い”という感じは全くありませんでした。

調査の説明も丁寧にしていただき、安心して参加できました。 (もし当日説明を聞いて参加したくなければ、その場で断ることも可能です。)

今回参加した言語発達以外にもコミュニケーション、音の好み、視力に関する研究など様々な研究がされていることを知りました。

この研究が基となって、これからの教育などが変わっていくと思うと少しワクワクしますよね。

今回参加してみて、”赤ちゃんの発達”に関して興味が出てきて、子どもたちの成長を観察するのが日々の楽しみになっています。

また、機会があれば参加したいと思っています。

興味があれば問い合わせだけでもしてみてください。

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