本当?芸能人の薬物逮捕はスピンコントロールなのか?

先日、女優の沢尻エリカさんがMDMAという合成麻薬の使用で逮捕されましたね。

ネットでは衝撃が走るとともに、「沢尻エリカは(クスリを)やってそうだけど、そんなのやってるの?カッコ悪いっていうスタンスが良かった」や「(ヘルタースケルターのイメージが強いのか)違和感がない」などの(一般人の好き勝手な)意見が溢れていました。

そんな中、「芸能人が薬物で逮捕される時は政治的不祥事を隠そうとする時だから気を付けろ!」や「芸能人なんかが逮捕されても私たちの生活に影響はありません、それよりも大事なのは政治の動きです!○○という法案が衆議院で可決されてしまうんですよ?!」などの注意喚起も沢山出てきます。この注意喚起がいわゆる、芸能人の薬物逮捕は政治の不祥事を隠蔽するためのスピンコントロールだ!という主張です。

このように、個人がいろんな立場から意見を自由に言える場があると言うのは本当に素晴らしいい世の中になったものだと思います。

今の安倍政権は私もあまり信用していないところがあって、「本当にそうなのかも!芸能人が隠蔽に利用されてるなんてかわいそう!」とちょっと思った時もありました。

今回は、本当に芸能人の逮捕と政治的不祥事と関連しているの(スピンコントロールなの)?を少し考えてみようと思います。

スポンサーリンク

ニュースを受け取る人を想像してみよう

私はどちらかと言うとミーハーで、芸能ネタが好きで「嵐の二宮和成さんが結婚!」みたいなニュースが大好きで、LINEニュースとかで流れてくるとクリックして記事を読んでしまいます。それに対して、政治的な動きには少し疎い傾向があって、新聞の一面を流し読みする程度しか情報を入れません。

芸能人ネタでわーわー言っている人に、「『桜を見る会』で税金が無駄遣いされているんだぞ!沢尻エリカのネタに踊らされてないで政治的な方に目を向けなさい」と言っても、馬の耳に念仏な感じがします。逆に政治的なニュースに興味がある人は、芸能ネタへの関心は薄いのではないでしょうか。このことから、芸能ネタに興味がある人と政治ネタに興味がある人はそもそも違う層であることが考えられます。

新聞やネットの記事では、芸能人のネタの記事を書くのは芸能部、政治的な動きを記事に書くのは政治部ときちんと分野が分かれていて記者さんはそれぞれに記事を書いています。それなのに、「政治的な不祥事を隠そうとしている」というのは少し無理があるのではないでしょうか?

では、「政治的な不祥事を隠そうとしている!」と主張する人はどういう状況を見て言っているのでしょうか?それはニュースの情報をテレビから受け取る人ではないかと想像します。テレビの報道は限られた時間の中で視聴者に伝えたいニュースを選別して、優先順位をつけて報道されています。その中で、『桜を見る会』よりも『沢尻エリカ逮捕』の方が視聴者が求めている(視聴率が狙える)となったら『沢尻エリカ逮捕』を報道するでしょう。それを見て「『桜を見る会』のニュースが隠されている!」と感じるのかもしれません。わたしには「政治的な不祥事を隠そうとしているんだ!」という指摘は少しピントがずれているように感じます。

(特に民放の)テレビからニュースを仕入れている人はそんなに政治的な話題に興味があるとは思えないのは私だけでしょうか?民放のワイドショーでは、「沢尻エリカと薬物」に関する報道が連日報道されていたのかもしれません。一方でNHKのニュースでは『沢尻エリカ逮捕』はそんなに取り上げられていなかったのではないかと思います。(見ていないのでわかりませんが...)全国紙の紙面を見る限りは通常営業で、一面に「沢尻エリカ逮捕!」という文言が載ることはありませんでした。

ここでの結論は、

・芸能ニュースと政治のニュースを受け取る層は異なる

・いくら隠そうとしても報道する部門が違うから「隠している」ということはないのでは?

・NHKや全国紙は通常営業で芸能ネタに終始しているわけではない

→芸能人が薬物で逮捕されたからと言って政治的な不祥事を隠蔽しようとしているという指摘はおかしい!
スポンサーリンク

疑うことも大事

一方で、芸能人ネタなどの大きなニュースが流れると政治的なニュースが(世間的に)霞んでしまうことはあります。そう言った時に、裏では何かが起こっているかもしれない!と疑う心を持つことも大切だと思います。

テレビや新聞、ネット記事などで報道されているニュースを報道されている通り鵜呑みにしてしまうと、重要な事実を見落としてしまうかもしれません。NHKのニュースの報道でさえ、現政権が報道規制を裏でしていると言っている人もいます。

報道されているニュースの「核」となる部分をしっかりとらえるためには、複数のメディアから受け取るのが良いのではないかと最近思うようになりました。

例えば、事実Xという話題があったとします。新聞社Aと新聞社Bで同じように事実Xを取り上げてニュースとして報道しました。新聞社Aが報道したものをニュースXA、新聞社Bが報道したものをニュースXBとします。でもニュースXAとニュースXBを比較してみると、ニュースXAの記事では書かれていなかったことがニュースXBで書かれているということがあるのです。また、新聞社AではニュースNを肯定的に取り上げていますが、新聞社Bは批判的に取り上げている場合もあります(メディア独自の視点が入ります)。同じ事実Xというものを報道しているのにも関わらず、取り上げるメディアの立場によって報道のされ方が違うのです。また、メディアも全てを報道するわけではないので、報道されない事実があることも知っておくことも重要です。

わざわざいろんなメディアを比較してみるのは、自分の興味あるニュースだけで良いとは思います。芸能ネタにしても、メディアの立場や媒体によって報道の仕方が全く違うので、比較してみると面白いかもしれません。例えば、二宮和也さんの結婚のニュースに関してもメディアによって取り上げられ方、付け加えられている情報は様々です。

流されているニュースをなにも考えないで受け取るのではなく、本当にそうなの?と疑うこと、裏で何か起こっていないか?と勘ぐることも大切な感覚ではないでしょうか?

それでは、また!

スポンサーリンク
おすすめの記事