緊急事態の時って不眠不休で対応しなきゃダメなの?

Chikirinさんの2020年2月23日に更新された「働き方改革と不眠不休の狭間」を読んで、ちょっと衝撃を受けました。

もうすぐ、3月11日だし思ったこと、感じたこと、考えたことをまとめておきたいと思います。

Chikirinさんのブログの要約

日本って何か災害が起きた時の対応ってめちゃくちゃ早い

し、すぐ対応して復旧するのが当たり前って雰囲気があるよね

でもその影には不眠不休で働いている人たちがいるんだよね

それが1週間とかじゃなくて数ヶ月とかはたまた1年とかになるじゃん

働いている人たちにだって家族はあるし、人間だから休むことはあるよね。でも社会はどう思うんだろう?

まさか、こっちは困ってるんだからそんな理由で休むなよって思ってる?!

緊急事態の時って当事者たちは不眠不休で働かなきゃいけないのー??

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一週間で道路が復旧するとか異常

2016年11月に博多で起こった道路陥没事故。

一週間で復旧したことで、話題になり海外のメディアにも取り上げられました。

日本人は「これが日本の底力だー!(ドヤー)」って思ってるかも?!

...でも、ちきりんさんの日記を読んで気がついたんです。

その影には1週間不眠不休で復旧工事をした人たちがいたことを。

もしかしたら工事を担当した人たちの中には、幼子がいる人もいたかもしれません。

もし、夫が道路工事担当になっていたら...

ある日突然「道路工事やらなきゃいけないからしばらく家に帰れないわ」と言われるんですよね。

私と同じように働きながら子育てしていたとしたら、ワンオペって2,3日でもキツイのに...「しばらく」っていつまで?体調は大丈夫なの?と心配事は尽きません。

博多の事故は1週間で復旧しましたが、それが1ヶ月、数ヶ月だったら耐えられません。

....って言うか、そんなに急いで復旧する意味ある?って当事者だったら思っていたと思います。

人間らしい生活が送れないのに、道路を復旧させる意味はないのでは?

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罹災証明はできるだけ早く出したほうが良い?

博多の道路陥没事件は被害者が1人もいなくて、ただ道路が陥没しただけでした。

では被害者がたくさん出るような災害の時はどうしたら良いでしょう?

熊本地震の時、関連自治体の方々は罹災証明(災害を受けたことを証明するもので、これがないと家の復旧ができない)をできるだけ早く出すために必死でした。(数ヶ月かかったとも言われています)

多分役所の職員さんたちは、疲弊しながら罹災証明を出していたんだと思います。(ご本人やご家族が被害に遭っていたかもしれないのに...)

被害者がいた場合は、不眠不休でできるだけ早く対応しなければならないのでしょう。

もし私が被害者だったら「できるだけ早くしてくれ!元の生活ができるように何とかしてくれ!」って思いますもん。

でもそれって、どうなんでしょう?

被害者にも人間らしい生活を確保しつつ、対応しなければならない当事者たちにも人間らしい生活を確保しなければならないのでは?とも思います。

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「不眠不休で働け!」は顔が見えないから言えること

何か災害が起こって被害者が出たとします。そんな時「早く対応してくれ!」って思うのは人として当たり前かもしれません。

でも「不眠不休で働け!俺たちの生活を早く元に戻してくれ!」って言えるのって、自分たちのことしか考えてないからですよね?

台風で千葉県の広範囲で停電になったときに、千葉県知事が東京電力に「不眠不休で対応せよ」と要請したらしいじゃないですか。

「東京電力」っていう固有名詞で括っちゃうと、中で働いている人たちの顔が見えなくなって「不眠不休で働け!」ってなっちゃうと思うんです。

もし、東京電力で働いている人が自分の配偶者だったら?大学時代の友人だったら?疲弊している姿を間近でみたら無闇に「不眠不休で働いていくれ!」とは言えないですよね。

どんなときだって一人一人、人間らしい生活を送る権利はあると思うんです。それは被害者だって、対応しなければならない当事者組織の職員であっても。

なにか災害が起きたり、緊急事態になった時にはできるだけ早く対応するのが原則ですが、人間らしい生活も確保するべきではないかと思います。

「こっちの生活がかかってるんだから、休むな!」っていうのはただのエゴ。実際に対応してくれている“人”がいることを認識できていない人が言ってしまう言葉ではないでしょうか。

「働き方改革と不眠不休の狭間」って、うまい言葉だな。

それでは、また!

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